Jin

皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグのJinのレビュー・感想・評価

3.5
“みんなの友達にならなきゃ。人を救えば胸がいっぱいになるわ”


盗みを働き警察に追われる独り身の男が、ひょんなことから超人的能力を得る。
心を病み、日本のアニメ「鋼鉄ジーグ」の世界を信じる女性と出会い恋に落ち、本当のヒーローになっていく話。

社会の闇に生きる人たちを描いたシリアスな話みたいな始まり方なのに、めちゃくちゃふざけてる。

笑顔が少ないからシュールだけど、ローマを舞台にしてるだけあって、めちゃくちゃ真摯にキリスト教的「ヒーロー」に向き合った話だった。自己犠牲。

映像はところどころやすっぽいけど、YouTubeに溺れる悪役やテロに怯える人々、移民への恐怖感など、社会を映した部分も多くて面白かった。

戦闘シーンやグロテスクな殺戮シーンも多くて、びっくり。

ぶっ飛んでて分かりやすいけど、ちょっと長い感じがした。
Jin

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