かじドゥンドゥン

追憶のかじドゥンドゥンのレビュー・感想・評価

追憶(2017年製作の映画)
3.0
幼くしてそれぞれの事情で家を出た3人の少年が、富山のある女性の元に身を寄せていた。そして、ヤクザの男がこの女性を追い回し、虐げることに耐えかねた少年たちは、男の殺害を決行。母代わりの女は、少年たちの殺人の罪を自らが被り、少年3人を逃がした。金輪際、自分たちは他人同士なのだと言い聞かせて。

それから長い年月が経ち、義兄弟の再会が成ったが、その直後、一人が殺害された。自分自身の黒い過去がちらつくだけに、義兄弟に対してもこの事件に対しても、複雑な気持ちで臨む二人。しかも皮肉なことに、一人はこの事件の担当刑事、そしてもう一人は容疑者という立場に置かれる・・・。

富山が舞台で、狭い世界での出来事とはいえ、「こんな奇遇ありえるだろうか」という場面がいくつかある。