けろよん

92歳のパリジェンヌのけろよんのレビュー・感想・評価

92歳のパリジェンヌ(2015年製作の映画)
3.8
⁡実話を元にした作品⁡
⁡⁡
⁡92歳。
一人暮らし。
車の運転中、交差点で立ち往生。
トイレに座ってる状態から立てなくなる。
彼女が記してる「1人で出来なくなったことリスト」の項目がどんどん増えていく
人間誰しも寄る年波には勝てない😢

そして何よりも
やる気、覇気がなくなっていく
精神というか、脳というか
体力だけでなくそっちも衰えて然り

今は元気でも
近いうち1人の生活もままならなくなるだろう
それは家族にどれほどの迷惑をかけることになるか😣

かと言って、施設でベッドに寝かされ
オムツ交換されるなんてまっぴらごめんだ
自尊心はあるのだ

だったら…
自分で自分の死に時を決めたい
自ら終止符を打ちたい
薬を飲んで眠るように死ねるのなら
…と、還暦過ぎた自分も共感だ

そう告白した時
家族はどう思うのか
死ぬなんてヤダ、絶対ダメ
生きて。⁡
⁡それも子供の立場になって考えればまた共感😞

でも、病院でオムツを履かされた母を見て娘は決意した
母の尊厳死を認めようと。
辛い決断だ😢

死にゆく人と、残される家族と
それぞれの葛藤

そんな中、ヘルパーのヴィクトリアの
底抜けの明るさ、おおらかさに救われる

他人事じゃない
誰もいつしか通る老いていく自分と
その家族

ああ、せめても
早いうちから、不用品の処分を始めておこうと思ったのでした
けろよん

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