新型狂犬病の感染により凶暴化した人間“インフェクテッド”と地下施設に逃れた人々との戦いを描いたホラーアクション。
ゾンビという特質。
これまでのゾンビ映画とは違い、知性を持つ覚醒型ゾンビと、ゾンビと会話することができる主人公が登場する作品。
面白い設定でしたが、その設定が割と緩くてそれはセーフでこれはアウトなの?みたいなシーンが多かった。なかなかのアンリミテッドルール。
何より主人公がゾンビ化した奥さんの為に病気の原因を追求している割には、相棒の女科学者といきなりヤっちゃうし。またこの女科学者が結構イラっとする役柄で、乗っけからシラけてしまった。
そんな中、ゾンビの親玉的な役のスタンリー・トゥッチの存在感は良かった。
舞台が最後まで地下施設の中なので、あまり派手なアクションシーンはなく、殆どが主人公がゾンビを尋問するシーンなんですが、彼との掛け合いは見応えがあって面白かったです。ただタバコを吸うだけでここまで魅せられるだなんて。
物語よりも良い役者さんが印象に残った映画でした。