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ヒマラヤ 地上8,000メートルの絆のKUBOのレビュー・感想・評価

3.5
韓国文化院での「韓国映画企画上映会」で鑑賞。

ここ数年、エヴェレストがテーマの映画が数多く作られている。実話に基づく商業登山隊の遭難を描いた「エベレスト3D」、阿部寛と岡田准一のダブル主演で夢枕獏の小説を映画化した「エヴェレスト 神々の山嶺」、そして本作も実話に基づく映画化作品。

登山隊の師弟の絆を描いた本作。前半は弟子の若き登山家の成長物語で、笑いもあって「こんな楽しい感じでいいの?」って始まり。

後半は重〜い実話に基づく部分になってくるので、前半とはガラッと変わった雰囲気に。「泣ける」映画であることは確かだが、韓国映画ならではの泣かせようとしてくる演出がちょっとくどい。

また、登山では本来やってはいけない「感情論」で決断する部分が多いのも韓国映画ならではか? そういう部分では「エベレスト3D」より、フィクションの「エヴェレスト 神々の山嶺」の方に似ている。

晴天の美しいエヴェレストが多く見られること、笑いや明るいシーンが多いこと、そして失敗だけで終わらない達成感のあるラストなど、他の2作より見やすく、涙と感動の作品でした。
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