ピンフまんがん

ティエリー・トグルドーの憂鬱のピンフまんがんのレビュー・感想・評価

3.9
しかしこういう映画で地元フランスでヒットを飛ばしたっていうから、フランス人の観衆は目が肥えているというか、凄いなあと思う。
職探しをしたことのある人や転職経験のある人は、身につまされるような話が詰まっている。住宅金融公庫とか息子の面談とか、とにかく日本でも身近な庶民の生活感がこれでもかというほどに描かれていて、どういうわけかこういう流れの映画はハマっちゃうんだよなぁ~。
てかすぐ転職出来たり、障害者の息子にもきちんと世話をするし、主人公、しっかりしている人じゃん。あと日本と違って、みんなひたすら言い訳ばかりするんだね(笑)
あと、酒と煙草のシーンが全く出てこないのも新鮮だった。

なお、この作品はドラマに期待しないように。ドキュメンタリーだと思ってもらえれば、考えさせられることも多くいい映画です。