ティエリー・トグルドーの憂鬱(2015年製作の映画)

La loi du marche

上映日:2016年08月27日

製作国:
  • フランス
  • / 上映時間:93分
    監督
    ステファヌ・ブリゼ
    キャスト
    ヴァンサン・ランドン
    キャリーン・デ・メルベック
    マシュー・スカラー
    あらすじ
    ティエリーはエンジニア一筋で働いていた会社から集団解雇された。当初はストライキを起こしてでも闘うと仲間に息巻いていたが、結局、会社を辞め職安に通うことになる。頑固な彼は今さら、就職面接を受けても上手く対応することができない。就職訓練の場でも、年の離れた若者からその堅さを容赦なく指摘されて、面目をなくす。そんな彼の唯一の救いは、妻と身体障碍を抱えた息子の存在だ。家族といる時は、世間の厳しさを忘れることができる。ティエリーはようやくスーパーの警備員の仕事に就くことができる。希望していたエンジニアの仕事ではないが、今はそんなことは言っていられない。しかし、彼はそこで、買い物客だけでなく自分の同僚たちまで不正をしていないかを監視し、発見した場合には告発しなければならないことを知る。ある日、告発によって、従業員の一人が自殺し、彼は会社側の厳しい対応に内心疑問を覚えるが―。

    「ティエリー・トグルドーの憂鬱」に投稿された感想・評価

    かなりしんどかった、
    2017.6.24 BS

    就職面接、ダンス教室、値段交渉、スーパー裏での詰問など、各シチュエーションにおける長回し(風)ショットの集積と、そんな起から結までのリアリズム描写において一定の緊張感を保たせ続けるヴァンサン・ランドンの牽引力にやられる。
    ドキュメンタリーのようだった。これがリアルなフランスなのかぁ・・。憂鬱。
    面接指導はかなり心が折れちゃう。自信なくしちゃうよ・・。
    やっと仕事が決まっても、人を疑うことから始まる仕事。同僚も疑わないといけない。つらいだろうな。家族がいるから頑張れる。最後は飛び出しちゃったけど...大丈夫かな。
    家族仲良しでダンスシーンだけが救いだった。
    ほんとに憂鬱な映画だった。
    買い物ポイントって向こうでもあるんだな。
    夫婦仲がいいのだけが救い。
    『サンドラの週末』を観た時にも思ったけどフランスの雇用事情も厳しいのですね。
    フランスで100万人動員、カンヌやセザール賞という冠があっても、正直よく日本で公開したなと思ってしまいました。

    主人公は集団リストラにあい1年半も失業中。ハローワークに勧められるがまま未経験の分野での講習を受けたが、結局のところ未経験が仇となりどこにも採用してもらえない。

    物語は主人公とハローワークの職員との↑の内容についての怒りのやりとりからスタートします。

    主人公は障害のある男の子がいるが、積極的に子供の面倒をみるし妻とも社交ダンスを習い、家族仲は良い。
    (1年半も失業中で私は一緒にダンスなんてできません!)

    このまま仕事がないと手当ても減り、家も手放さなければならないくらい切羽詰まっている。
    しかしもう少しで住宅ローンが終わるのにここで売却するのは勿体ないとなんとか見つけた仕事がスーパーの監視員。

    万引きだけでなく職員の不正まで監視し、不正があれば責任者に報告し問い詰める、それが延々と続くので見ているこちらもかなり憂鬱な気分に。
    特に後半は音もほとんどなくブーンという機械音しかない中で淡々と進んでいきます。
    映画とドキュメンタリーの間くらいの感じです。

    万引きが見つかった人たちも最後には開き直ったり、職員のおばちゃんも悪さしておいて挙げ句のはてにそれやっちゃうの?っていう事件を起こす。いや~、それはないでしょ…とどんどん気が滅入る。

    仕事なんて選ばなければないってことはないでしょうと思うんですが。
    でもこういうのを見せられちゃうと仕事でメンタルやられそう。それは元も子もないですね。

    すごく複雑な気分になったのですが、仕事を選べるように、将来こうならないように常に向上心を持って生きていかなければいけないよって思ってしまった。とはいえ50代でのリストラは選べないのが現実かとは思います。

    この作品が言いたいことはそれじゃないとは分かってますが。

    フランスは失業率が高いそうで、それが動員に繋がったのでしょうか。同じような境遇の方はこれを見てどんな感想を持ったのか、知りたいです。

    主人公を演じたヴァンサン・ランドンさんが上手かったですね~。
    『わたしは、ダニエル ブレイク』も、社会問題を扱った映画で、社会保障制度の在り方や、優しくない役所の対応などを描いてあった…
    かなり厳しい内容の映画だった。。。

    最近、ヨーロッパの映画を見ると、凄く生活の苦しさに喘いでいるヒトが見えてくる…
    移民問題などもあり、ヨーロッパ自体が
    活力がなくなり、疲弊している様な感じを受ける…

    『これがわたしの人生設計』では、コメディぽいイタリアの女性の話だが、仕事に女性がありつくのは、凄く厳しい…
    って事が内容であり、イタリアも確か、失業率が高かった。。。

    本作は、フランス映画です。
    フランスも、かなり、失業率が高いようだ。。。

    一度失業すると、なかなか、仕事にありつけない現状…

    主人公には、障害のある息子もいて、仕事につかないと、かなり、生活を圧迫する。

    何とか、スーパーの警備員になるが、万引きや従業員の不正をカメラで見る仕事…

    仲間を若干売る様な仕事で、自殺まで出る始末…

    この映画、100万人動員した…って事は、圧迫された社会に苦しさを感じて、共感するヒトが多い…って事なんですよね〜。。。

    唯一、ティエリーが奥さんとともに通うダンス教室の映像が、ホッとする映画でした。。。
    重い…

    重い…体重が(´ε ` )

    観ながら自分も
    家族の為に面接受けまくり
    落ち続け😅💦
    採用されても全く経験なかったり(^o^;)
    思い出した

    雇用問題は世界共通の悩み
    けど
    面接指導で皆にダメ出しされるのは嫌やなぁ( ;∀;)

    何か重なる部分や
    主人公のおっちゃんが
    暗すぎて…
    落ち込んできた(ФωФ)(笑)
    滅入る。ただひたすら滅入る。
    フランスで100万人動員したって作品らしいけど、ホント⁈
    どこにでもいそうな50代のおじさんですよ。不幸にも長年勤めていた工場が閉鎖になって、職を探すもうまく見つからない。履歴書の書き方がまずいとか、面接時の姿勢が悪いとか、覇気がないとかって、ダメ出しされる。

    この作品はずいぶん削ぎ落としています。親切ではないですが、何が起きたかは順次把握できます。そしてティエリーさん、無口です。でも彼の思ってることはジワジワと伝わってきます。音楽もほぼ無しで、息苦しい作品でした。
    ヨーロッパでの再就職をすることの難しさ。主人公は50を過ぎてリストラにあい、新しい職場を探す。しかし、厳しい雇用情勢もあり、なかなか就職先が見つからない。スカイプで面接を受けるも採用されず、グループでの面接指導では、ダメな点を仲間から列挙される。ようやく雇用された、スーパーでは万引きの監視員を任される。そして、そこで起きたある出来事が彼の心を動かす。

    20年、30年一緒に働いてきた同僚でも、仕事以外の日常までは全部わからない。どんな家族構成でどんなことで楽しみ、何に悩んでいるのか。心の扉に鍵をかけている人ならなおさらわからない。万引きする人もそれを取り締まる人も同じ人間だ。立場は違えど、同じように人生を楽しみ、人生に悩んでいる。

    厳しい社会の中で、理性を失わずに必死に生きる主人公の姿に、共感した。
    50代の夫婦と知的障害があると思われる息子の三人家族。リストラされた父親は就職活動を頑張るんだけどうまくいかなくて、ハロワ行ったり役所っぽいとこいったりして心が折れそう。

    しまいには「もう家売るしかない」って言われるし、やっと見つけた仕事も「俺なんでこんなことやってんだろ」って言わんばかりの表情だし、見ているこっちの気も滅入る。

    主人公はあんまり気持ちを言葉に出さないから、観客はただ淡々と彼の置かれた状況を見せられているだけ、でも彼がプライドとかこだわりとか、生きるために必要のないものを少しずつ捨てている事だけは感じる。最後は、自分を取り戻せたのか……。

    こういうおじさん、世界中にいっぱいいるんだろうな。

    起承転結も盛り上がりもなく、娯楽要素はゼロ。中高年は気分が沈み、若者は将来が不安になる映画です。

    心理描写やカメラワークなどは素敵だったので映画を芸術作品と考える人たちからの評価が高いのは理解できるけど、映画にスリルやワクワク感や感動を求める私にとっては残念な内容でした。
    >|