このレビューはネタバレを含みます
アフガン取引を描いた、ウォードッグス。戦争で稼ぐクズたち。
なぜかコメディ映画にジャンルされてるけど内容は全然コメディと違う。
戦争加担の想像力に欠いたデタラメな若造たちが、小遣い稼ぎ目的で政府案件に入札、調達できることがありえない。
政府にとっちゃ武器調達できりゃグレーでも丸。むしろ彼らのような存在は、いざとなれば断罪しやすく好都合なのだろう。トカゲの尻尾の先っちょでしかない。
物語の最後、彼らは自分たちの行いに落とし前をつけることになるのだが、刑が軽すぎて驚愕。政府側は再犯を望んですらいるようにも感じる。
本作で描かれる、こそこそと戦争ビジネスを行なってたブッシュ政権時代はまだマシで、堂々と経済活動と称して戦争を吹っ掛けるトランプには言葉も無い。
アナちゃんは怒っても、とにかくかわいい嫁。