このレビューはネタバレを含みます
海ではなくフィヨルドでの大津波を題材としたノルウェー産のディザスター・ムービー。
火山や地震などのパニックものと違って、津波だと一発勝負的なイメージがあるので発生前後のストーリーが気になったが、適度な構成でダレることなく観ることができた。
映像としては津波の迫力もさることながら、ノルウェーの自然描写がとにかく美しい。
働きもので、他人にも優しく手を差し伸べる勇敢な父親が素晴らしかった。
だが…
しか〜〜〜しっ!!
母親がクズ過ぎてイラッとする😡
命懸けで息子を探すのを手伝ってくれた宿泊客の女性をあっさりと見限って、挙げ句に女性の旦那に扉を閉めろって…
あの状況では仕方ないとは思うけど、お前がそれ言っちゃう?みたいな。
せめて言うにしても少しは苦悩を見せろよ。
しかも、女性を見捨てて助かったあとも、女性の旦那に対しても気遣いゼロ。
挙げ句の果てには、旦那殺しちゃってるよ😩
お父ちゃんの良い人っぷりと頑張りは認めるけどさぁ。
家族全員が助かっちゃうご都合主義には興ざめ。
あと全体的に人が死ぬ描写があっさり過ぎのような。
人の生き死にを題材とした作品の割には、ちょっと深みに掛ける造りだったかな。