つばさる

ウインド・リバーのつばさるのレビュー・感想・評価

ウインド・リバー(2017年製作の映画)
4.4
観たかったのに地元では1館のみで上映期間が短く、見逃したのをかなり後悔していた作品。
レンタル開始したのにfilmarksで「レンタル開始日」が表示されないのは何故?(笑)
追記:「レンタル開始」なりました(笑)

・ストーリー ★★★★☆
雪山に不審な死体。発見したハンターとFBI女性捜査官…って、絶対私好みのヤツじゃん!と期待を膨らませ…実際期待通りでした!
北欧ミステリーのような冷たくて悲しい空気感。
しかも、実話なんだ…。

・キャラクター★★★★★
ジェレミー・レナーの安心感が半端ない!
ハンターの血が騒ぐのか?
FBIのエリザベス・オルセンをぐいぐいリードして常に先頭を走る(いろんな意味で)

・オシャレ度 ★★★★☆
銀世界の中の真っ白なハンターの図。
獲物に気づかれないよう雪と同化するジェレミー。美しいです。雪ってなんでも絵になるのよね。

・エンタメ度 ★★★★☆
「ここでは応援など期待するな」って言われちゃう孤立無援な大地。自分達で解決しなきゃいけない。
救急車だって到着までに1時間かかるというから、負傷したら死が近い土地。ゾッとします。

・メッセージ性★★★★★
実際に起きた先住民族の女性行方不明事件の数々。事件を軸に、保留地へと追いやられ「奪われた」人々の暮らしを描いてる。

ラストシーンには受け取り方によって賛否ありそうだけど、被害者の強さと深い悲しみを思う、この土地のやり方なのかな、とも思えた。

「子どもからは目を離すな」
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