スカパーにて。本放映時はポスター等のビジュアルが生理的に受け付けなくてスルーしたんだよね。
今回初めて見て、正直その直感は間違ってなかったとは思った。やっぱりちょっとキモチワルイ。
生徒会長になると、ゆくゆくは総理大臣にまでなれるという名門校。
そこでの政治争いを描くという話。マンガ原作の実写化だそうな。
で、主役の菅田将暉はじめ、キャラがみんなエキセントリックでクドい。
学生らしからぬ政治劇の異質さをコミカルに表現する為に、そのキャラクター設定になったのは理解できる。
そして微妙にボーイズラブ的なニュアンスも入っている。あくまで隠し味程度なのだが、それが却ってエキセントリックさに拍車をかけてる気がする。
しかもBL要素がマッチしていなく、悪い意味で生々しく感じる。
BLもゲイカルチャーも好きだし、もちろん同性愛を差別する気もない。
だた、この映画の持つ“BLの成り損ない”感はいただけないなぁと思う。
菅田将暉も嫌いじゃないが、今作の眉毛が超キモい。
ただ一方で、 竹内涼真が演じる青年が唯一マトモなので惹かれる。
ナルホド、常識あるキャラクターが入る事でエキセントリックさが上手く作用してる。帝一が心変わりしていくのも自然で良かった。
しかし、敵候補者の金権政治に対してマイムマイムで対抗するというのは無理があるなぁ(笑)もしかしたらマンガだと違和感の無いギャグで済んだのかもね。でもこの映画では、ヘンな物はヘン!
見ててふと思ったのだが、主役の帝一を菅田将暉じゃなく、劇団ひとりだったらどうなっただろうね?