このレビューはネタバレを含みます
なんか深夜の勢いで、めちゃめちゃ暗い作品見てしまった。
展開が最後の方ビックリした。
隠したい、距離感が遠いユンジェ
同じく自分を出さず恐らくユンジェ以上にパーソナルスペースの広いセジュン。
セジュンは、同じ匂いのするユンジェに惹かれたのかな。
ストーリーが進むにつれて主人公が、ユンジェからセジュンにどんどんスライドしていく。
「ユンジェって大変なんだな」と思っていると、セジュンの方がもっと闇深そうだと明らかになってくる。
ユンジェの抱える母の病気やアルバイト、いじめといった表層的な問題から、最後はそれらが原因で生まれたユンジェ自身の中の心理的な問題を、最後にセジュンが突きつける。(最後は2人にスポットライトが当たる感じ)
ユンジェは、本当のことを何一つセジュンに明かさなかった。
常に嘘をついたり、はぐらかしたり。
わざとではなく、知らず知らず自分の身を守りたい一心で本心が出せなくなったユンジェ。
皮肉にもそんなところに惹かれてユンジェに近づいたであろうセジュンだったけど、もっと距離を縮めたくても縮まらないもどかしさを感じはじめる。
セジュンのユンジェに対する気持ちは、単なる友達の域を超えていたと思う。
ユンジェが恋心を抱いた後輩の女の子を、セジュンが気がないにも関わらず誘い出したり、思わせぶりな行動を取ったのは、ユンジェが本心を言うか試すためだけではなく、嫉妬心もあったと思う。ユンジェを独占したかった。
最後、面会のシーンでセジュンは、ユンジェが女の子に買った香水を嗅ぎ、ユンジェを思い浮かべたことがトリガーになって、女の子へ暴行したと打ち明けた。
セジュンというキャラクターが、自身の性的嗜好を認識してるかは分からないが、恐らくユンジェに恋心を抱いていたと思う。
セジュンの闇は底なしに深い、、、。
評価めちゃめちゃ低いけど、意外と面白かった。