オリジナルと両方借りてきて鑑賞。
先にオリジナルから観ましたが、なんだこりゃですね。暗くてよくわかんないし。
わたしは断然オリジナル派ですね。
リメイクはパッと見のキャスティングは華々しくみな好きですしいかにもソフィア・コッポラっぽいですよね。
『ナイスガイズ！』でライアン・ゴズリングのとてもユニークな娘ちゃん役を演じてたアンガーリー・ライスも出てた。
けどオリジナルには到底敵わんですな。
だってすごく大事なシーン省きすぎだしコレがあるから女の業が際立って怖いんじゃんとか時代背景、そのために保身に走る男の不誠実さがまったくなくなってた。
ベッドで寝てるときの手の上に頭乗せて寝てるあの態度のデカさにもイラッとする。
オリジナルはもっと紳士的で出てくる言葉がみな甘くそのセリフを聞いてるだけでも飽きない。それを二枚目のクリントがイケメンボイスで言うんだもん、そりゃみんな悪い気しないし惚れちまうよって説得力もある。
世が世なら場所が場所ならNo. 1ホストだと思う。
脚のシーンもなにサラッとやってくれちゃってんのって。アレがあるからこえーんだろって。
あと特にエイミーに関してはわたしはだいぶご立腹。確かにオリジナルのあのタブーは出来ないだろうけど、エイミーが女の子から女に変わる瞬間や12歳の少女をひとりのレディとして扱ってくるクリントと渡り合うませたセリフなど見所やとても大事な役割だしこの子の演技もとても凄い！何より亀だよ亀！亀のシーンをあんなおざなりにしたコッポラまぢ許すまじだよ！
オリジナルを観ながら思ったのは、この役をエルがやるのか〜この役をキルスティンがやるのか〜これをニコールが………って感じで全部チグハグ。
オリジナルの先生がエルにすこーし似てるし男を知らない清純さも大事な要素だったんでエルにやらせればよかったのにって思った。
どっちかってーとエルとキルスティンが逆。年齢的にムリだけどさ。
ニコールの役もニコールだとキレイすぎちゃうので『ナイトクローラー』に出てた番組監督のニーナ役のレネ・ルッソ辺りのちと豊満で熟々してていかにも現役で悶々としてますって感じの女性のほうがよかったのでは？
まぁ、なんかこう、挑戦してみたかったんだろうね、こうゆう女の業とかドロドロしたようなやつって感じでしたけど、全部に対して綺麗にまとめすぎてたのでこの映画はそうゆうんじゃないと思うよソフィア・コッポラ………………………
とりあえずカメラワークや色彩、セリフ回し、挿し込むワケありな映像、え、なにこの演出？と最初は驚くもののそれがなかなか効いてる演出など全部含めて、オリジナルの方が好きでした。
ちなみに男の身体に悶々とするニコールを見るならトムとの新婚旅行映画と言われてる『遥かなる大地』がオススメです。私これ大好きなんですよね〜〜笑笑。世間知らずのお嬢様が男の身体に興味津々でチラ見してみたり覗き見してみたり悶々としてる姿はとてもチャーミングですよ♡
トムの覗かれちゃってるその姿も笑えるしトムもトムで悶々としてるのを発散しにいくのが面白いんで笑えます♡
可愛いヘアアレンジにドレス姿のアンガーリー・ライスが観れたので気持ち程度の星。でも限りなくゼロに近い1。
