トールキン

最後の追跡のトールキンのレビュー・感想・評価

最後の追跡(2016年製作の映画)
3.8
ある目的のために銀行強盗を繰り返す兄弟。そしてその2人を追う定年間近のレンジャーとその相棒。
それぞれの思惑が交錯し合ってストーリーが展開していく。そこに描かれる各々の抱える心情だったり良い意味での男臭さや渋さがカッコいい。男性の方はこういった感覚に対して割と共感してもらえるかもしれないと思う。
さらに上映時間100分という短さで全然内容が薄いわけでもなく一見淡々と展開されてるように見えてなかなかの人間ドラマ要素と重厚な作りで盛り込まれていてさらには作品そのものの全体的に陰湿な雰囲気も良い。ところどころ感じられる風刺的かつ皮肉めいた表現描写も刺さる。
個人的には思ってたより面白かったので気軽にサクッと見れます。

そして、アメリカ南西部のテキサスという舞台がまた良い。西部劇を彷彿とさせる世界観だったりアメリカの広大な大地を車でひた走るロードムービー感がめちゃくちゃ好き。
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