わたしの六月はゾンビ月間。
このDVDのメーカーの別作品を鑑賞していて予告編の映像で存在を知る。
ちょこちょこ検索していたら、あることに気づき購入。
「サンズ」であり、三途の川の解釈が冒頭文字で表現される。
新しい解釈に拠るゾンビ作品を装ってはいるけれど、そうだとしてもおかしな部分だらけで十分破綻している。
ゾンビひしめく世界で、ビルの一室に逃げ込んだ数名の男女の物語。
カットバック多めの構成だけれど、判りやすくなってない。
どうでもいいシーンが多く挟まって割とわかり難い。
ビルへ逃げ込むまでの、各々の物語を角度を変えて繰り返し説明して、オチへつなげる感じではあるが・・・。
基本閉じこもっているので、ゾンビたちとの絡みは殆ど無い。
大人がゾンビに囲まれ閉じこもっているが、何も考えず何もしない。
何も話は進まず、カットバックで時間だけが進む。
ゾンビ物の面白さも、サスペンススリラーの面白さもどちらも持ち合わせていない印象。
デジタル血しぶきの戦闘シーンは、ツールがあれば素人でもできそうな簡単編集。
なんかいろいろ、定石を無視しつつ定石に頼るなんちゃってゾンビ映画な感じ。
72分でカットバック多用。
なんでこの作品の撮影に7週間もかかったんだろう。
・・・で、次にこの映画を検索中に気づいた別作品を鑑賞します。