Kubo

ブレードランナー 2049のKuboのレビュー・感想・評価

ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)
4.9
この映画に綴られる絵心を観る者全てが初体験だ。
人間と人造人間。
科学と映画。
正義と悪と愛の価値観。
壮大な近未来のスケールであり、30年ぶりに描かれる今作。
飢餓に直面し、荒廃した世界を
最先端のデジタル技術とドゥニ・ヴィルヌーブ監督の手腕が見事に描いて魅せた。

レプリカントとしての宿命を負った者
悪としての根源を消そうとする者
その狭間に立たされ、波風に晒される立場の”K”をライアン・ゴズリングが秀演に生きる。

デッカード(ハリソン・フォード)が去った後の論争が繰り広げられる中、公開しきった度量と器量の大きさ
そして、年を経て、歳を重ねても不朽の名作と成り果たした今作の飛躍(続編)を
是が非にも同監督と共に描いてほしい心持ちである。
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