タコ社長

ありがとう、トニ・エルドマンのタコ社長のレビュー・感想・評価

3.8
父性というものに抵抗感を感じてきた。
母子家庭の時期が長かったし近くで男性性を感じると相当のストレスがあった。
つまらない理由かもしれないけど、物語を受け入れるまで結構な時間を要しました。
彼女が社会的なストレス(女性性であることを伴う)で苦しみあがき追い詰められる中、空気を気にせず過剰なユーモアで突破してくる父≒トニエルドマンもうメチャメチャ苛つくだろうなあ(笑)と。私も相当腹が立ったし。
それでも、その価値観を揺さぶり続けられることで少しでも【今】を実感できる。眼差しが変化する。呼吸ができる。
ラスト30分びっくりしました。
タコ社長

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