主人公は女医。勤め先の診療所にインターホンがあるが、このブザーがホントにイヤな音。このブザーで出れば、患者に否が応でも対応しなくちゃいけないし、出なければ最悪の事態を生むってのが、本作のストーリー。
この監督のいつもの調子で、抑揚感がほとんどない。車の運転シーンがよく出てくるが、この車が急追されて、脅されるシーンへと繋がっていく。こんなサスペンスな演出もうまいのだが、後半の展開は、やっぱりベタ。謎解きがメインじゃなさそうだし、それはそれでいいのだが・・・。
フランスの移民問題やフェミニズムも絡めて、悪くはないが何かもの足らない。過去作の子供絡みの方が、合っていたかも。
