Aya

ラビング 愛という名前のふたりのAyaのレビュー・感想・評価

3.4
とーっても、とーっても抑えた映画。

てかジョエル・エドガートン演じるラビングさんが前に出るタイプでないのと、ルース・ネッガ演じる奥さんが夫に従います、って立場だからこうなったのかも。

そして異人種間結婚を認めさせたラビング裁判をもとに作られた実話であるということがラストに字幕で出るんだけど、元々がスタティックな2人だから、映画的な盛り上がりには少々欠ける印象だけど、事実に忠実に描こうとしたのなら当事者に対してとても誠意のある出来だな、と思った。

ジョエル・エドガートンがもうなんつーの?田舎町の保守的な白人の男の典型で目立ちたくない、ってのを全面に押し出してて。
家族のために黙々と仕事に打ち込み休みの日は日曜大工か車いじり。

妻はそれに時折物足りなさも感じるが、その根底にあるのが「妻を守るため」というとても愛されてる理由だったからこそ信頼を持って夫に従ってたんだなーと。

素直にいい夫婦だと思った。
甘い言葉やスキンシップを交わすわけでもなく、お互いを思いやるという意味でこんなに表に出さない関係ってある意味素敵。

子供がめちゃ可愛い!
特段セリフとかないんだけどなんで子供ってあんな何にもあってもなくても誰かがいれば楽しく遊べるんでしょう?見ていてほんわかしちゃった♫

後、ジェフ・ニコルズのマイケル・シャノン使いはなんなんでしょう??
相当好きだよね!!
Aya

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