韓国でも規制という触れ込みだったので相当なエログロなのかと思ってわりと気合いをいれて観たらそこまでグロいものではなくて安心した。
物語は第1部~第3部までで、一つの主軸であるお話の情報量が少しずつ上塗りされつつ時間軸も過去にさかのぼりながら結末に向かっていくというもの。最初は静観していたのに最後は割と身を乗り出すレベルに引き込まれた。
日本統治下の韓国という設定なので韓国の女優さんや俳優さんが割と日本語を話す。何をいっているかわからない箇所は多々あり、確かに字幕があるといいなとは思った。
赤・青の色のコントラストが非常によかった。インクの赤、靄が青みがかっているとかこの辺りが男女や純潔といった性的な事象のメタファーになっているんじゃないかなと。色の使い方が綺麗だなと思った。
スッキを演じているキム・テリが純粋さがあってすごくキュートで可愛かった。途中から藤原さくらちゃんに似ているかもと思って見ていた。日本語も上手だったし日本でも活動して欲しい。
登場する人物たちの性癖の癖が強いのでそこはちょっと引いちゃう所もある。ただ、展開の面白さというかサスペンス的な要素が非常に良くできていて楽しい作品だった。