このレビューはネタバレを含みます
確かに、ヒュー・ジャックマンのウルヴァリン最後の作品という記念碑的な映画なんだけど、それ以前に超良質ハードボイルド映画を観たなって感じ。
R-15なので、一貫して徹底して血生臭いんだけど、個人的にこの殺伐としたリアル路線は歓迎。
そりゃその爪で裂いたり突き刺したりしたら、そうなりますよっていう。
それにしても、今までのX-MENシリーズが好きな人とか、MCU含めた他のアメコミヒーローものが好きな人には、これってどう映るのだろう。
異質なヒーロー映画だったデッドプールともベクトルの違う、唯一無二のヒーロー映画に仕上がっている。
チャールズの死を通過して、心も身体もボロボロになったローガンが、ローラを守り切って死ぬ直前に発する言葉。
「そうか、こんな気分なのか•••」
これで涙不可避ですよ。
ヒュー・ジャックマンとパトリック・スチュワートの最後のX-MEN映画に相応しい傑作でした。