ガブXスカイウォーカー

LOGAN ローガンのガブXスカイウォーカーのレビュー・感想・評価

LOGAN ローガン(2017年製作の映画)
3.6
ミュータントがローガンとローラとプロフェッサーXしか残っていない設定なので、今までの本シリーズみたいな超能力バトルがほとんどないのは物足りない。終盤で秘かに生き残っていたミュータントの子供たちが超能力を使うシーンではなんかスカッとした。
いや、今作はアクションを楽しむような作品ではない。永年に渡って闘いに明け暮れてきた不死身のローガンがようやく自分の使命を終え、その死に場所を見つける映画なのだ。ローガンは死ぬ間際にローラの父親になる。本シリーズのパラレルワールドとは言え、見事に『X-MEN』の世界を完結させると同時に、一つの回答を出している佳作と言えよう。『X-MEN』ファンは必見である。

吹替え版は今までパトリック・スチュワート=プロフェッサーXの声は大木民夫だったのだが本作は麦人になっている。
大木も悪くないが麦人の方が『新スタートレック』、映画『X-MEN』シリーズのTV放映版などでパトリック・スチュワートを何度もあてていたので違和感がない。とくにアルツハイマーの演技はみごとにはまっている。