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藍色夏恋のnekosukiのネタバレレビュー・内容・結末

藍色夏恋(2002年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

Amazonプライムビデオで見つけてフィルマのレビューが高評価だったので鑑賞。
話題の映画だったらしいが全く記憶にない。Amazonプライムビデオに感謝(笑)

高校生のひと夏の淡い恋と別れを描く台湾映画。
等身大の高校生の悩みや葛藤を瑞々しく映像化していて好感を持った。

友人から恋の橋渡しを頼まれるヒロインに、当該の男子が恋をしてしまう。
ありきたりのストーリーか?と思ったら、どっこい!奥が深かった。
なんと、ヒロインは友人(女性)に恋をしていた。

ヒロインの外観をボーイッシュだとは思ったが、まさかトランスジェンダーとは?
この場合、相手がそうでなければ成立しない組み合わせなので、違えば当然悲恋となる。
ヒロインはまず“男子”にカミングアウト。その後で友人(女性)にさりげなく想いを伝えるも敢えなく玉砕。そして、避けられてしまう。

ヒロインの傷心を癒したのは、他でもない“男子”の優しさだった…。

この作品、“男子”がルックスもハートも“男前”でゾワゾワした。
ラストシーンで、『3年後か5年後に、もし男が好きになったら一番先に俺に声をかけて!』って、素敵すぎる!
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