いの

サンダーボルトのいののネタバレレビュー・内容・結末

サンダーボルト(1974年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます



1974年製作。ジェフ・ブリッジスは、ここ1年くらいで認識した方だったので、45年前の映画に出ていらっしゃることに、まず驚く!!!(ジェフ・ブリッジスと、ジョシュ・ブローリンの違いが、実はまだよくわかっていないことは内緒です💦いやいや大丈夫、立ち止まって落ち着いて考えれば、多分ちゃんとわかります!)


カラッとしたロードムービー。バディもので、ケイパーもの。ベルトの知られざる使用法なども習得できる。よく練られた脚本。ユーモアも、これみよがしではなくて、サラッと入れてくる。朝鮮戦争の「英雄」と、「英雄みたい」と感じる男のお話。イーストウッド演じるサンダーボルトと、ずっと一緒にいられて、始終うれしそうなジェフ。他の方々もみな愛らしい、これぞ、おっさんずラブ(多分、間違うとる)。


ジェフが演じる男の名前はライトフット。そして彼のライトハンドは何気に、受難。とっても美味しいアイスクリームを食べてたのに、中断せざるを得なくなって、(→時間経過)、溶けちゃって右手をベトベトにさせているところが可愛い。その手は、アライグマの糞で臭くなっちゃったり。そんなこんなで楽しんで演じてるの。それを観るのが楽しい。


語れるほど観ているわけではないけど、70年代の映画をいくつかみてきた。乾いた空気。乾くから欲するもの。欲して手に入るもの。欲しても手に入らないもの。潤いを求めれば求めるほど、乾くもの。なんかそういう切なさと、でも切なさをあえて前面には押し出さない潔さが同居している感じがする。



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最初に登場した銃が、「殺しは静かにやってくる」「復讐無頼」で登場した銃と似ている、ということだけはわかりました!
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