伊坂幸太郎×阿部和重の「キャプテンサンダーボルト」を読んだ直後にBSでやっていたのをたまたま観た。イントロダクションの麦畑の中の教会の牧師からもう目が離せない。あの頃のアメリカってみんな女が大好きで銃をバンバンぶっ放して本能だけで生きていたようだ。そんな野放図な画面の中で、若いクリント・イーストウッドがクールでカッコ良くて流石に際立っている。先の見通しが立たない諦めと、何かがあるかもしれないという僅かな希望と伴に、果てなく続く荒野の長い一本道をサンダーボルトとライトフットはひたすらに走る。
ロードムービーって良い。
