トムトム

鋼の錬金術師のトムトムのレビュー・感想・評価

鋼の錬金術師(2017年製作の映画)
2.5
原作読了済、アニメ版も2シリーズとも観ているくらいにはファン。
見えている地雷を自ら踏みに行って文句を言うのもどうかとは思いましたが、観ずに文句を言うよりは良いかと思い鑑賞。
今世紀1のクソかと言うとそれほどでも無くだからと言って面白い訳ではなかった。

長大な原作を映画化するにあたり多少の設定変更やキャラクターの削除は仕方ないと思いますが終盤のオリジナル ゾンビ物展開を入れるのなら錬金術を派手に駆使したバトルシーンを入れるべき。
原作に忠実にあろうとしてからエドよりもマスタング大佐の方が活躍するのでカタルシスが無い。

原作漫画家が女性ゆえの感性か強く凛々しい女性キャラクターが多い漫画版に比べてさらわれるのが仕事のヒロインや男に守って貰う女性ばかりで製作者のセンスの古さを感じさせる。

場面によって金髪キャラの眉毛が染めていたり黒かったりするのでコスプレ感が強く出てしまっている。
本田翼がただの本田翼で観ていてかなりツライ。ハリウッドスターがあれだけ身体を張っているのだからもうちょっと頑張ってほしい。
ホムンクルス陣営は頑張っていた、特にグラトニー役の内山信二。
他の役者もカラーコンタクトくらい入れたらいいのに。

あとはジャニーズ事務所に文句を言いたい。ネット上の画像使用を許可しないマイルールによりネット上で見る映画ポスターがどれもこれも酷いことになっている。
今作は完全にエドが錬成されて賢者の石になってしまったとしか見えない。
内輪で勝手にやってろ。

OPの人体錬成のシーンと中盤の錬成シーンが繋がっていないのだが何か演出意図があるのだろうか?
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