67点。予告篇と、想像のまんま。きらきらしたスポ根広瀬すず＆中条あやみを観に行ったのでそこに関しては良いが…、話の山谷が多すぎてとても長く感じるし、TVドラマ的で、映画的豊かさは無い。
ハリウッド映画には似たモチーフの名作『チアーズ！』があるので、どうして【こうなっちゃうのか】は少し真剣に考えないといけないような気がする。予算による、フィルム撮影のルックとかロケ地の豊かさとか演技力とかは置いておくと、キャラクターの造形と演出手法だろう。
邦画のキャラクターはどうしても日本の漫画やアニメを影響が強いと思う。お決まりの台詞だったり、行動だったりのベタ加減が。実写にした途端とても安っぽいのに、観る側の慣れを考慮してそうなっている。演出手法も説明過多。表情のアップとかが、いらない部分にもいちいち入る。映画の大画面だと本来寄らない部分で、だ。
そういった点で言うと、山崎紘菜とひとつになる夜の街のくだりは非常に映画的で良かった。何で踊りが合うんだという疑問はさておき。
サブタイトルも含め観客のレベルを低くみている。実際そうじゃないと客が入らないのだとしたら、低いのか？いやきっと一般人であれば北米の人だって同じような感じだろう。文化として成熟度が低いのだとしたら、上げる努力は制作者がしなくてはいけないなぁ。
