見たあとの満足感が凄すぎて、え？映画館出なきゃいけないんですか？なんでそんな酷いこと言うんですか？となったよね。そういうわけで特に言うことも何もないんですが、彼女は皆が考えるような魔法は使ってないよね。これはメリーポピンズのアイデンティティみたいなもんだと思ってますけど、彼女は魔法で問題を解決するんじゃなく、朝や昼や夜、部屋のなかでさえ日々の中に隠された幸せや楽しみ、美しさに目を向け人々が進む道に光を照らす。想像力とは誰にも支配できない領域にあり、その想像力が架け橋となってたくさんの人に希望を与える。ミュージカルというものは言葉に表せないような気持ちの高揚を音楽にのせ体で表すものであり、その無限の可能性に満ちた表現力はまさにメリーポピンズとはマリアージュだなぁと。メリーポピンズが空を飛べるのは間違いなくその気持ちの高揚とリンクしているので。
なくしてないものはなくなったりしないってすごい良い言葉だな。どこか違う場所で私を待っている、それは月の裏側かも。なんかぁ…生きることって素晴らしいんですね…って…自分からは月並みの言葉しか出てこなくて残念です。あ！そうだ！あの歌、めちゃくちゃ訳がんばったんだろうな…すごいな…
アニメのキャラクターとの共演というレトロな演出では、服に絵をプリントアウトするというアイディアがコラボの違和感を持たせなくしていて素晴らしかったです。これが見たかったんだろ？え？？？と画面から幸福という幸福が様々な形で四方八方飛び出るもんだから、そうです…とね、正座だよね。ラストとかいや～～～～もう勘弁して～～～～帰りたくない～～～ってなるじゃん…さあ貴方の番よ歌って、と合図を受けたように歌うに値する人物が歌い出すのって本当に素敵だなと思いますね。そういえば確かエミリーブラントが『イントゥザウッズ』で歌初披露だとか聞いた覚えがあって見たときめちゃくちゃ驚いたの覚えてる、うっっっま！！！！って。あの作品もわたしは嫌いじゃないよ。
あ～ほんとに言葉が出てこないので、わたしのレビューも文字がいきなり踊り出したりピンクや水色のリボンが出てきてほしいな…みんなの想像力に託すよ、わたしにはみんなのレビューがキラキラ輝いて見えるぞ
是非とも、作者P.L.トラヴァースの人生を描いた『ウォルトディズニーの約束』も一緒にどうぞ。https://filmarks.com/movies/56214/reviews/61230721
