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思いやりのススメのhasomoのレビュー・感想・評価

思いやりのススメ(2016年製作の映画)
3.6
「アントマン』主演のポール・ラッドが出演しているので、Netflixで鑑賞。

■感想
①下品だけど、笑って泣ける
難病の青年と息子を亡くした介護士のロードムービー。どんな感動作なんだろうと思ったら、序盤から下ネタのオンパレード。

予想だにしない程、下ネタが飛び交うのにびっくりしつつも、ベンとトレヴァーの皮肉さが混じりまくったやり取りには爆笑してしまった。
色々なジョークがあるけど、個人的には牛を見に行った時のシーンが最高。

そして、笑える内容であると同時に、ベンとトレヴァーの関係性には感動できる内容となっている。

最初は気が合わなさそうな2人だが、本音を語り、時にはぶつかり、時には理解し合うようなになり、次第に友達となっていく。介護士と障害者の関係を超え、友達以上の存在を築いていく2人にウルっとなってしまった。

下品だけど、笑って泣けるので、気分が進んでいる時に元気がもらえる1作だった(家族と見ることはオススメしません)


②小さな思いやりが大切
邦題にもある通り、小さなことでも良いから、思いやりを持つことが大切だと感じた。

難病を患い希望を失った青年に人生を楽しむために気を使ったり、目的地にたどり着けない女子に車に乗るか声をかける、車が故障した女性を助ける。傍から見れば、大したことではなく、小さな気遣いだけど、問題を抱えている人にとってはすごく重要な問題で、その気遣いが大きな助けになっているかもしれない。

思いやりを持って行動することは難しいかもしれないけど、小さな思いやりでも良いから、行動することは大切だと思った。


③やっぱり"ポール・ラッド"だった
ポール・ラッドは『アントマン』のスコット、『ゴーストバスターズ/アフターライフ』のグルーバーソンのイメージが強く、「今回もおふざけ役なんだろうなー」と予想していたら、登場シーンから真面目な雰囲気。

「めっちゃ、真面目。いつもと違う役柄やん!」と思いつつ鑑賞していると、「あれ...?いつものポール・ラッド」となる程、ストーリーが進むにつれ、ジョークを言いまくるおふざけキャラに変貌し、いつものように笑わさせてくれた。

真面目さはあつつも、おふざけな役だったので、いつものポール・ラッドらしさを感じることができる役柄になっていた。


■まとめ
笑って泣けるので、鑑賞後は次第に明るい気分になることができた1作。
Netflixで鑑賞可能なので、気になる方はぜひー!!
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