2019年4月3日
『親愛なるきみへ』 2010年制作
監督、ラッセ・ハルストレム。
他の監督作品に『僕のワンダフル・ライフ』がある。
アメリカ陸軍特殊部隊に勤務するジョン(チャイニング・テイタム)
2週間の休暇でサウスカロライナに帰省中。
そこで、女子大生のサヴァナ(アマンダ・サイフリッド)と出会う。
二人は愛し合い、ジョンは1年後に除隊すると約束する。
戦地に派遣されたジョンと、大学に通学するサヴァナは度々手紙で
やり取りするが、9月11日の同時多発テロが起こり、ジョンの
部隊は皆、任務延長を志願する。
すぐに会おうね♡
くすぐったくなるような、前半ラブラブなお二人。
しかし、後半、なんでや?なんで待つことがでけへんのや?
と言いたくなるサヴァナの選択肢。
そりゃ、間違っとります!
ティムとアランの相談に乗ったり支えたり、他の方法でやれる
ことはあるはず。
ジョンへの気持ちより、ティムとアランへの気持ちの方が
大きかったという、そう捉えられても仕方ない決断。
故にラストのサヴァナの「すぐに会おうね」はあり得ないし、
自分のしたことから考えて、発する言葉ではないはずだ。
ラスト、都合良すぎ。
それで、アランはどうした?
ティムはアランが気がかりだったからこそ、行動したのよね。
ジョンとジョンの父親との関わり合いがとてもいい。
病院で、手紙を読みながら泣き出す息子を、父親がベッド
から手を伸ばして慰めるシーンは秀逸。
人の心は時として脆く弱く、間違った選択もするから、
そこにドラマが生まれ、映画の題材にもなり……
まッ、いいっしょ(*^^*)