YasuhitoArai

青春讃歌のYasuhitoAraiのレビュー・感想・評価

青春讃歌(1985年製作の映画)
4.0
大学に合格した主人公は、幼なじみの恋人を故郷に残すが、彼女は病弱で・・・という映画。

ソ連映画だけど、あまあまな青春恋愛もの。ストーリーの主軸はベタな感じがするけど、カメラが主張をする。ドキュメンタリーかのように主人公達に張り付き、手持ちカメラが縦横無尽に動く。
二人で海で泳ぐシーン、仕事場で男性が火にまみれるシーン、二人で自転車に乗るシーンが良くて、特に自転車のシーンはすごかった。

85年の映画だけど、ファッションがあまり古くささを感じさせない。義手のおじさんがかっこいい。家族がアコーディオン弾きながら歌ったり、若者達がダンスパーティで踊ったりと、ロシアは歌と躍りが好きなんだなーと感じさせた。

大学の寮で、ボルシチを交換の材料にしたり、何故か廊下の天井に張り付いてるやつがいたりして面白い。留学している黒人の存在感が良かった。
ガガーリンが宇宙飛行を成功させた時の街の盛り上がりは、実際にこんな感じだったんだろうなぁと感じさせた。
YasuhitoArai

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