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哭声 コクソンのharuのレビュー・感想・評価

哭声 コクソン(2016年製作の映画)
4.0
すべてを疑え。

韓国のとある村で次々と起こる一家惨殺事件。警察官のジョングは、最近村にやってきた日本人が関係しているのではないかと疑うが、彼は果たして何者なのか。

最初は「エクソシスト」のようなホラーなのかと思いましたが、途中からサスペンスっぽくなり、見終わってみるとかなり宗教色が濃い作品だったなと思います。疑惑の人を演じた國村隼が完全にハマってまして、ちょー怖かったです。具体的に言うと、褌一丁で生肉を貪り食う系の怖さ。この日本人が最初から雰囲気が独特というか異質で、何やら「得体の知れない怖さ」を持っている。「あの人は人間じゃないんだよ」と言われると、「やっぱり!」ってすぐなっちゃうような、疑惑のデパートみたいな人なんです。そんな中、警察、神父、祈祷師などあらゆるジャンルを超えて、みんなでこの問題に立ち向かおうとするも、不可解な事件は終わりが見えません。
オチはコレと言った解釈はできませんが、いろいろ考えることで見えてくるものがあります。

ものすごく疲れました。
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