トランスマスター

アリー/ スター誕生のトランスマスターのレビュー・感想・評価

アリー/ スター誕生(2018年製作の映画)
5.0
帰りの車内のBGMは、もちろんLADY GAGA!

元日一発目の映画は、もちろんブラッドリー・クーパー監督作品の今作

有名ドランクアーティストが、ライブ後に立ち寄ったドラァグクイーンのショーパブで、見事な歌唱力を誇るシャンソン歌手に出会う。彼女の才能と存在に惚れ込み、ステージで共演をキッカケにどんどんスターダムに登り詰めていくが…。

◆良い点/注目ポイント
・この映画を見る前に『プリティ・ウーマン』とサイレント映画『アーティスト』を視聴しておくことをお勧めします。
・夢を追うサーバーの女性にプライベートジェットや高級ホテルのルームサービスなど夢を与えられる驚異の年収を誇る男にいつか私もなりたいです。
・GAGAが、バスルームで脇の下とp◯ssyを拭くシーンは、ブラッドリー・クーパーのリアルさの追求に脱帽しました。(芸が細かい。)
・これだけの歌唱力のある女優やアーティストを探すとなると、ジェニファー・ロペスか、レイチェル・ベリーか、アナ・ケンドリックスあたりだと思いますが、ドラァグクィーンと一緒に居ても違和感がない外見と、話題性からしてLADY GAGAを起用したところが見事すぎるキャスティングです。
・普段よりブラッドリー・クーパーの話す声が、低く感じるのは、監督の威厳のなせる技でしょうか。

◆改善点
・次回は、リメイク作品ではなくLADY GAGA自身の幼少期からの自伝をブラッドリー・クーパー監督作品としてリリースして欲しい所。『BORN THIS WAY』をエンドロールに。

◆総括
・眉毛の書き方でどんどん表情の変わるLADY GAGAが良かったです。成り上がっても夫を愛し続けるというのが、アメリカンスタンダードなのでしょうか。一神教の文化圏ならではの素晴らしい考え方だと思います。こういった音楽物の映画は、劇場の音圧を体に感じて鳥肌が立つのを楽しむ映画なので、お正月休みは、[Queen]と[LADY GAGA]両方お楽しみください!

-2019年1本目-