彦次郎

赤ずきんvs狼男の彦次郎のレビュー・感想・評価

赤ずきんvs狼男(2016年製作の映画)
2.5
グリム童話で有名な赤ずきんを大胆すぎる解釈でホラーにした作品。
原作は狼が先回りして赤ずきんの祖母を喰らい祖母に成り代わり赤ずきんも喰らうも猟師に倒され2人が救出されるという筋でした。
今作では祖母がウルフ・レディなる変人枠に入っており冒頭から自殺し孫娘サミー(赤ずきん)も失踪というややミステリー風味な展開。そのためか保安官側のほうがメイン扱いです。
ジャケットから察せられるようにモンスター化した狼人間をダークヒーローとなった赤ずきんが成敗する話です。しかし赤ずきんが森の番人なる存在、ラスボスも正体を隠す(これは原作を意識しているのかも)、保安官の家族の話も出たりと幅を広げようと試みているのは良かったと思います。
ラスボスがちとショボイ気もしますが剣で敵に立ち向かう赤ずきんというのはやはり斬新(面白いかは別として)。B級映画好事家のための1本。
彦次郎

彦次郎