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鷲は舞いおりたのパンのレビュー・感想・評価

鷲は舞いおりた(1976年製作の映画)
4.0
チャーチル誘拐計画を描いたアメリカ、イギリスによる合作大作映画。
あくまでハリウッドテイストなのでナチスの将兵が英会話してる。
ハリウッド映画は大昔から古代ローマだろうがどこが舞台でも当然英語なんだよな。だから言語に文句言ってる人は的外れ。

この映画は実際に成功してない作戦を題材として描いていて一体どのように面白くなるのか注目してたが、盛り上がるまで結構時間がかかる。 
実際に起きた未解決事件の刑事ドラマを観てるような感覚に近いものがあった。
「未解決ってことはどうせ犯人捕まらないんでしょ?」みたいに構えて視聴してしまう。
 
それでも突然の火曜サスペンスばりの展開には驚いたし、軍服バレるあたりの怒涛の展開も面白かったな。
イギリスに降下してから敵兵に成りすましてる時に「左側通行だぞ」って言うのとかも地味に面白い。
確かに自分の国と違ったら間違いそうだわ笑 

途中で教会抜け出した女性英雄すぎる。
戦闘シーンは思いのほかクオリティ高い。
米兵側の戦術が実際にあった戦術を使ってるしチームワークも良い。 WWⅡの米軍はこういう戦い方するんだよな。マニュアル的な… 
バズーカチームが特にカッコいいわ。 

この作戦が大成功してたら歴史はどう変わったんだろうな…とか妄想するのも中々楽しい。そんな映画だった。
時代の雰囲気が上手く再現出来ててそこもポイント高い。
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