ワンダー 君は太陽のトイプーのネタバレレビュー・内容・結末

久しぶりに良い映画を観た気がした。
人生の喜怒哀楽、沢山の事が詰まっている。
学校での苛め、孤独を克服し、最良の友を作る事が出来たオギー。
親友だと思っていた友達と突然関係がうまくいかなくなり不安で寂しい学校生活を送らなければならなくなったヴィラ。
心が満たされている時はあまり不満に思わなかった事が見えてきて、両親の愛が常にオギーに向き自分に関心が無いとひねくれて考えるようになる。
思春期の子供にとっては友達も親の愛もどちらも大切な事。

オギーとヴィラの姉弟構成と、家族の雰囲気が我が家と重なることもあって、より感慨深かった。
母親は子供達の事をいつも心配し、励まし、時には不安を隠しつつ背中を押す。
父親は家族を明るく楽しく和ませる役。

苛めの陰湿さをとことん追及させるのでは無く、友達がオギーの為に怒ったり喧嘩したり、最後にオギーが認められて表彰されたり、ヴィラの演技で家族が絆を確かめ合えたりと出来すぎな内容だけど、かえって真っ直ぐな表現が良かった。

韓ドラも良いが、興味も湧かない脇役の恋愛設定で話を無理矢理長引かせている作品も多々あるので、吟味して視聴したいと改めて思った。