このレビューはネタバレを含みます
記録漏れ。
こんな歴史が繰り返されて今この世の中があるんだよね。
最後に家族に会えなかったのは本当に残念だったけど、仲間が暗記してまで家族に遺書を届けてくれたのはせめてもの救いだったし、山本の人望の賜物だろう。
山本と言う人は凄いな。
営倉という南京虫のいる小屋に入れられる罰が1番気持ち悪く、自分だったらそれだけで死んでしまうと思った。その罰を山本は何度も受ける。家族に会うために必死に生きたんだと思うけど、正義も正論も成り立たない、簡単に人を射殺し、虫けらの様に扱うあの世界で、どんな精神の保ち方をしていたんだろうと思った。
シベリアという極寒で強制労働させられ、生き残った人よりも亡くなった人の方が多かっただろう。
国の為に戦争に駆り出されて、何一つ悪い事等していないのに、こんな仕打ちを受けて亡くなっていった方達を思うと辛い。
色々な角度から歴史を知るためにも一度は観たほうが良い作品。