洋タルト

ワンダー 君は太陽の洋タルトのネタバレレビュー・内容・結末

ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

(*≧∀≦*)オギーの周りの優しい世界!
彼の存在は正に太陽!

ずっと気になっていたかなり評判のよろしい作品。んー、ようやく観れた感!
最初から最後まで親視点でオギーやヴィアの事を観てしまいますよね。そして、全員に感情移入してしまう、応援したくなるような人物ばかりでしたね笑。

今回はこの作品について、「ヘルメット」「コンプレックス」「君は太陽」の3点について注目してレビューしていきたいと思います。

「ヘルメット」
最初、オギーは顔のコンプレックスからヘルメットを被りながら歩いていました。そして、コンプレックスからイジメられることも多かった。

しかし、父が取り上げていたとはいえ、ヘルメットがなくともジャックやサマー達と仲良くなれてからはそのコンプレックスを気にしないようになっていました。

ヘルメットがある時は人に対する目線を気にしていたものの、後半のない時には殆どそんな描写はなくなった。
ヘルメットは彼自身の心の殻を象徴するアイテムのように感じられました。

「コンプレックス」
オギー自身、顔に大きなコンプレックスを抱いていました。そしてそのコンプレックスからイジメが起きました。

コンプレックスが元でイジメになるというのは小学校ではよくあります。小学生はそれくらい正直で残酷な生き物です。
そんな中でオギーの母が言っていた「心は未来を示す地図、身体は過去を示す地図」という言葉が自分には非常に心に残りました。

結局オギーはコンプレックスではなく、その人間的な魅力で多くの友達を作り、ラストシーンでも表彰されました。母の言っていた通り、その心で明るい未来に辿り着いたのだと思うと、コンプレックスを克服するより心を磨こうと思えます。

「君は太陽」
この物語はオギー以外にヴィア、ジャック、ミランダの3人のエピソードに分けられて話が進行していきます。オギーだけでなく、3人も悩みを抱えている。そんな状況でした。

オギーに突然突き放されたジャック、オギーに掛かりっきりの両親に相手にされないヴィア、ヴィアと昔のように仲良く出来ないミランダ。それぞれが全く違う悩みを抱えていました。

そんな3人の悩みを解決する鍵になったのがオギーでした。彼が悪口を許した事でジャックは再び仲良くなり、彼を通してミランダは再びヴィアと接触することができ、彼が見に来ている事を知ったミランダがヴィアへ舞台の出番を譲り、両親達から注目されました。

彼は特別なアクションをしていない。しかし、彼が悩みを解決する役割を果たしてくれた。
タイトルにもある「君は太陽」というのは多くの人を明るくしてくれるオギーにふさわしい表現だなと感じます。

以上がこの作品のポイントでした。
オギーのこれからの人生も明るくあって欲しい。ジャックやヴィア、ミランダ達の今後も明るくあって欲しいと思える心温まる家族と友情を描いた映画でした。

総合すると、コンプレックスをもちながらもそれを乗り越えて、周りを明るく照らすオギーという存在心が温まる映画でした。
支えてくれる家族がいる事の心強さと、心からの友情の強さに胸撃たれます。
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