2024年159本目
『ブリジット・ジョーンズの日記』シリーズ第3作
オスカー女優・レネー・ゼルウィガーが、負け犬ヒロインを前作から12年ぶりに再演。
アラフォーになったブリジットは、テレビ局の敏腕プロデューサーとして活躍していたが、私生活では未だ独身。彼女がかつて愛したマークは他の女性と結婚し、ダニエルは事故で亡くなってしまっていた。ある日、ブリジットはハンサムで性格も良いIT企業の社長ジャックと運命的な出会いを果たす。しかし、その一方でマークとも再会し、ブリジットは2人の男性の間で揺れ動くことに。
シリーズ第1作を手がけたシャロン・マグワイアが監督。
ブリジット役のゼルウィガー、マーク役のコリン・ファースの他、『魔法にかけられて』のパトリック・デンプシー、『パディントン』のジム・ブロードベント、『ロケットマン』のジョマ・ジョーンズ、『ラブ・アクチュアリー』のエマ・トンプソンらが出演。
運命のいたずらで同時期にふたりの男性と関係を持って妊娠し、さあどちらが父親でしょうというのが今回のお話。恋多き女・ブリジットのハチャメチャドジっ子っぷりは健在であるが、時代背景もあってかブリジットの身体をイジる演出はかなり控えめ。日記がiPadになっていたり、ゲイのカップルや婚活サービスが描かれたり、回想で過去作の名シーンが多数登場したりと、作中での時の経過を感じさせる要素が多くあった。
シリーズに欠かせない「お笑い」のネタは、個人的には本作が1番ハマったかもしれない。陣痛に苦しむブリジットを彼氏2人が抱えて走るシーンや、エマ・トンプソン演じる女医が無理くり誤魔化すプリングル先生のくだりは特に面白かった。
先月に制作が正式に決定したことが報じられた『ブリジット・ジョーンズの日記』第4弾では、本作に登場しなかったヒュー・グラント演じるダニエル・クリーヴァーが戻ってくる。冒頭ではえ?と思ったけど、そのような話になるのも納得のエンディングだった。今のところコリン・ファースは出演しなそうなのが残念!