ガブXスカイウォーカー

バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3のガブXスカイウォーカーのレビュー・感想・評価

4.0
数十年ぶりの鑑賞。
安定の『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズ第3弾。
なんと完結編なのに西部劇! スタッフの並々ならぬ自信を感じる。西部劇ネタで笑わせながら、込み入った設定を観客にわかりやすく説明する脚本がじつにうまい。伏線も相変わらず巧みに張り巡らされ、回収されていく快感もある。
クライマックスは次から次のピンチでハラハラドキドキ、初見ならば「ひょっとしたら現代へ帰れないんじゃ・・」「クララも連れて行くのか?」などなどこちらの気持ちを快くもてあそんでもくれる。
そしてラストでは見事に3部作と言う広げた風呂敷を畳み、ドクが語る。
「君の未来はまだ決まってないと言うこと。誰のでもそうだ。未来は自分で切り開くものなんだよ。だからがんばるんだ!」
新型コロナの影響で明日の見えない我々にとっても力強い言葉だ。フィクションとわかっていても元気がわいてくるではないか。
あえて『バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3』の欠点をあげるとすれば、本作だけでも楽しめるが、1、2作目を観なきゃ100%楽しめないところだろう。『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズは数十年たった現在観ても面白い、永遠の名作三部作である。