ねむ

男らしさという名の仮面のねむのレビュー・感想・評価

男らしさという名の仮面(2015年製作の映画)
4.5
25)昨日観たドキュメンタリーの男性編があったので観てみた。
違う観点をいくらでも知りたい。

小さい頃、頭の良い子か脚の速い子は女の子からモテモテだったのを思い出した。
ピアノを弾く色白の男の子はスゴイスゴイと言われていたけど恋愛対象にはなっていなかった。
男の子が泣くと『それくらいですぐ泣くな!』と言われているのがなんとも不可解で居心地悪かった。
泣きたい気持ちを我慢するって本当につらいし、なんで自分が悲しい時に泣いたらダメ?

今でも身近な人が『やっぱり男の子はヒーローや車が好きだよね』と言ったりフェミニンなものを好きだと言う男の子を『おかしい』と言う。
昨日に引き続きなんだろなこれ?って思う。
性別とかじゃなくていつも固定概念やそれがどこから自分やその人の人生に現れるのか気になる。

教師になった人が生徒に仮面の描かれた紙を配って、表には皆んなに見せている自分を、裏には誰にも見られたくない自分を書いてみて、みたいなことを言った。
色んな男の子の心の中、裏に書かれたことを聞いて自分まで胸が痛くなる。

どんな人間になりたいか、ではなくどんな男に、どんな女に、みたいなのしんどいなと改めて思った。

『私達は内省や自己認識に脅かされると関係ないと言って横に押しのける』

枠に縛られた自分をどうやって解放することが出来るのかな。
強さとは支配力ではなく正義の力。
正義とは平等と公正。

男性的、女性的とかではなく人間の特性が知りたい。
Netflixのドキュメンタリー、かなり興味深い。
他にもなんかあったら積極的に観てみようと思う。
ルッキズムとかも気になる。
ねむ

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