このレビューはネタバレを含みます
ナルホド、公開当時話題になる訳だ。
監督作品の中ではファンタジー色がなく一番好きかも。
バリー・コーガン君が演じたマーティンの、「復讐は本当に彼の意思なの?」とすら思わせる素振り・演技が良かった。
バリー・コーガン君は今作では米アカデミーはノミネートされないのね。
イニシェリンではノミネートされてたけど。
哀れなる‥‥のエマ・ストーンより断然今作のバリー・コーガン君でしょうよ?!と思うのですが。
さておき。
マーティンのナニ考えてるのか読みとれない感じ。
これが恐怖と不快さを煽ってるのだけど、
マーティンの意思で行われている事ではなく、彼は神様(鹿を順えた女神アルテミス)の意思を伝達してるだけなんじゃないか、とも取れたり。
不条理、不穏、不可解、不快、不協和音‥‥
見事に揃った「不」。
あっぱれです。