小麦番長

聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディアの小麦番長のネタバレレビュー・内容・結末

3.3

このレビューはネタバレを含みます

ナルホド、公開当時話題になる訳だ。

監督作品の中ではファンタジー色がなく一番好きかも。

バリー・コーガン君が演じたマーティンの、「復讐は本当に彼の意思なの?」とすら思わせる素振り・演技が良かった。

バリー・コーガン君は今作では米アカデミーはノミネートされないのね。
イニシェリンではノミネートされてたけど。
哀れなる‥‥のエマ・ストーンより断然今作のバリー・コーガン君でしょうよ?!と思うのですが。

さておき。
マーティンのナニ考えてるのか読みとれない感じ。
これが恐怖と不快さを煽ってるのだけど、
マーティンの意思で行われている事ではなく、彼は神様(鹿を順えた女神アルテミス)の意思を伝達してるだけなんじゃないか、とも取れたり。

不条理、不穏、不可解、不快、不協和音‥‥
見事に揃った「不」。
あっぱれです。
小麦番長

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