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聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディアのJAMのレビュー・感想・評価

3.5
脇毛好きの青年を家に招いたことから始まる不条理ホラー。不穏と不快と不気味をこれでもかと積み上げて観客を揺さぶってくる作りはアリ・アスター監督を想起する。四つの悲劇によって、崩壊していく家族の様相が本当に酷く、最後の『ぐるぐる』は情けないにも程がある。あれに関しては結果よりあの行動をあの人が取ったことが何より胸糞悪かったというか......。元ネタを調べて、描かれないその後の末路にドン引きしつつなかなか楽しめた映画でした。
コーガンくんの滅茶苦茶汚いスパゲティーの食事シーン好きですね。画だけなら、あのシーンが白眉かもしれないです。
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