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荒野にてのyoko45のレビュー・感想・評価

荒野にて(2017年製作の映画)
4.3
 ピート(競走馬)の目が汚れなく、チャーリー(C・プラマー)が自然で瑞々しいです。脇役(Sブシェミ、Cセヴィニー)とチャーリーの交流も印象に残りますが、同じ場所に留まることができないチャーリーとピートの別れ、その衝撃で心臓が止まりそうでした。
 奪う奪われる、捨てる捨てない、壊す壊される、様々なことが巡る世の中、善悪を別にし自らの行いで運命をつくらなければならない時があるのでしょうか。走り続けて立ち止まり振り返るチャーリーの視線の先が気になります。
 ある方の感想で、帰る場所、疲れを癒す場所が必要という良い言葉がありました。どんなに走っても、光あるほう、帰れる場所へ。

(メモ)
Cプラマー:ゲティ家の
Cセヴィニー:ボーイズドントクライ
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