久しぶりに、骨太の邦画を観ました。
皆、自分を認めてもらいたい、自分の居場所を探したいと思っている。
それは、ユウキを襲った裕二も同じだ。新次と裕二に違いがあるのだろうか。
新次と建二をボクシングに誘った堀口は、結構面倒見がいい。
重い吃音で、今まで父親と暮らしながらも孤独だった建二も、やっと自分を表現できるものを見つけた。
堀口から筋が良いと褒められて、他人から褒められたのは初めてだったのだろう。思わず泣いてしまった建二。
試合相手の様子を見に行って、ほだされてしまう優しさというか、弱さを持った建二だけれど、初戦の後は悔しそうだったから、もう迷わないでほしい。
新次と建二は、やっと自分の土台と成りうるボクシングと出会った。
後編、彼らの生き様がどうなっていくのか楽しみだ。
