叡福寺清子

サスペクツ・ダイアリー すり替えられた記憶の叡福寺清子のレビュー・感想・評価

2.4
番組の途中ですが緊急速報をお知らせいたします.『サスペクツ・ダイアリー すり替えられた記憶』に決定した責任者に対し,毎朝30分間少女漫画の目になる刑が下されました.繰り返します.本作の邦題の関する責任者に対し毎朝30分間少女漫画の目になる刑が下されました.なお執行猶予は付与されなかったため翌朝からの執行となります」
という放送が本当に流れないかしらね.サスペクツという耳慣れない英単語を使うだけでも腹立たしいのに,的外れな英単語を選択するとは・・・疑惑のダイアリーでいいじゃん.ちなみに原題にあるadderallはアンフェタミンの商品名だそうな.
本作において記憶はすり替えられておらず,ハイな状態の経験を自己に都合よく変換しただけである.従って主人公が実はCIAの超絶エージェントだったり,国家機密を知ったが故に過去を消されたわけでもない.
本当にお金が必要な時にその術を台無しにされたらキレるわな.とーちゃんだって.挙げ句自分は虐待した上死んでる事にされちゃたまったもんじゃないわな.その誤った記憶をほどき正しい記憶を得るまでの物語なんだけど,サスペンスと思って視聴しちゃったんで肩透かし感で作品を正当に評価できなかった.たぶん家族と記憶の再生の物語と思って視聴したら,評価も変わったと思う.そういう意味で邦題改悪裁判は有罪の判決とした次第.
そして最後の最後までアンバー・ハードと気付かなかった.全然雰囲気違うんだもん.