演技は大根だけど内容はいい！！
こんな言い方したらファンの方に怒られちゃうけど、福士蒼汰くんの関西弁は違和感たっぷりだったし、工藤阿須加の台詞が結構棒読み。
でも、工藤くんの次の日上司と取引先に謝罪するために早起きしないといけない、寝ないといけないのに精神的ストレスで参りすぎてて寝れないシーンはすごくリアルだった。ベットノウエテうわーーってなって、寝ないとって思う程眠れなくなって、衝動的に物に当たるけど怒り続ける程の元気が残ってないからすぐ冷静になってまたもがいて………
ブラック会社に務める人の限界の日々の状況を上手く表現していると思いました。部長に言われてもう無心に土下座して謝り続けるシーンなんかも胸が痛みましたが、そういう演技は上手でした。少し気が弱くて言いなりになりがちな部下のイメージがとてもよく出ていました。
逆にどこがそんなに棒読みに感じたかと言うと、特に福士蒼汰くんとの掛け合い、両親との会話とかですかね。人との会話においての場面が毎回ちょっと演技くさいんですけど、そういうシーンはこの映画の中で重要なシーンになってくるのでもったいなかったです。
でも、山梨にいる両親に会いに行くシーンではちょっと泣けました。仕事辞めるなんて全然、大したことじゃないですよね。
冒頭のシーンが私はかなり好きだったし、そこで話されている内容もとても心に残るセリフで、バヌアツの綺麗な景色と共にとても美しい印象を与えてくれました。
