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五日物語 3つの王国と3人の女のtotoruruのレビュー・感想・評価

2.7
イタリアで17世紀に書かれ、世界最初のお伽噺と言われている『ペンタメローネ 五日物語』を映像化したダーク・ファンタジー。

女性の性(さが)をテーマに、3つの国に住む3人を描いている。

物語は“母になることを望む不妊の女王”、“若さを求める年老いた姉妹”、“まだ見ぬ大人の世界に憧れる姫”の3つの物語が交互に進んでいきます。


さて、肝心の感想ですが…

映像美はすばらしい。
風景や衣装、建物など『落下の王国』を彷彿(レベルは大分落ちますが、中々頑張ってます)とさせる美しさ。

ストーリーに関しては、消化不良気味かな。

何を伝えたいのかが分かり辛く、オチに纏まりがないためモヤっとして終わってしまった。


また、3つ目の姫の物語には、全く共感出来ず後味が悪い。

イケメンとの結婚に憧れる脳ミソお花畑の姫の為(国王も大概ですが…)に、多数の人が振り回され不幸になるのが可哀想。

オーガ(鬼)も可哀想だよ。
正当な手段に従って、間違ったことしてないのに…。


2つ目の老いた姉妹の妹も可哀想そうだな〜。
観ていて切なくなってくる。


作り込みは中々なので、世界観を楽しむには良いと思います。



おまけ

オープニングは、ドラクエで初めての町に到着した時みたいなワクワク感がありました。
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