PK学園に通う高校生、斉木楠雄。
彼はとんでもない超能力を隠し持っているが、目立つことなく普通に生きていきたいと願っていた。
そして年に1度の文化祭“PK祭“の日がやって来る。
福田雄一監督が麻生周一の原作コミックを映画化したSFコメディ。
ズバ抜けた超能力を隠しながら過ごす高校生が文化祭で起こるトラブルを乗り越えようとする話。
銀魂の陰にかくれてはいるけど、まあまあ面白いかな。
ジャンルは完全にコメディです。
原作もギャグ漫画だしね。
原作もアニメも好きで見ていたが、それらに遜色ない仕上がりになっていたと思う。
でも、少なくとも、それら以上にはなっていない(と思う)。
ストーリーは、文化祭を舞台に、原作の色んなエピソードを詰め込んだものになってました。
…ちょっと詰め込み過ぎてゴチャゴチャしてましたが。
映画館で観るほどではないかなというのが印象。
でもテンポが一定で、中だるみすることなく、終始同じテンションで進んでいたので見やすかったと思う。
ただ、飽きる人はすぐに飽きてしまうかも。
個人的には山崎賢人の実写映画では一番よかった。
照橋さんの妄想内での山崎賢人の変顔は普段ならありえないものなので、非常に笑わせていただきました。
ジョジョの仗助よりよっぽど似合ってたと思う。
福田監督の実写化は、原作の設定をほとんどいじらないからそこがとてもいいところだと思う。
とはいえ、映像にすると途端に寒くなるタイプのギャグ連発ですが。
内田有紀、田辺誠一の両親役は原作のキャラっぽい感じではまってた。
内田有紀は今でも可愛いなと改めて思った。
佐藤二朗さんの登場があれだけだったのは残念。
しかしこの作品、原作全く知らない人が見たら楽しめるのか...?
文化祭のシーンのみでギャグパートがだらだら続き、たいしたストーリーもないので、これを2時間観るのはつらい気がしました。
完全に出落ち的映画だから続編はないかな?