評価はあまり高くないようだけど、ジャンプっ子としては気になっていた本作。
しかも監督は同じく少年ジャンプ漫画『変態仮面』『銀魂』などを実写映画化で成功させた福田さん。
こりゃ見るっきゃないでしょう。
本作の主人公であり、ジャンプ史上最強（？）の超能力者、斉木楠雄を演じるのは安定のダイコン役者、山崎賢人。
だが、今作は無表情、無口の役柄なので特にその演技力がマイナスに働くこともなく、the 無難。
で、原作の面白さのひとつといえば、斉木楠雄のチートすぎる超能力を、彼がいかに隠し、普通の高校生活を送ろうかとするところだが、
その他大きな魅力としては、彼の周りに配置されたクラスメイト、家族をはじめとする魅力的なサブキャラたちはハズせない。
この映画化では芸達者な役者さんを揃えつつ、そのあたりをしっかり抑えてあった。個人的なお気に入りは、
燃堂（新井浩文）
窪谷須（賀来賢人）
彼らには笑わさせてもらった(^^)
だが、この映画のMVPが誰かと言われたら、そんな芸達者な彼らをグンと引き離すぶっ飛びを見せた照橋（橋本環奈）さんだろう。
超絶美少女である照橋さんが、（一見）サエない系男子である斉木を振り向かせようとする（アホな）計画の様々と、『銀魂』実写化でも魅せてくれた千年の子の思いきった顔芸は、やはり笑わせられたし、なぜか今作では照橋さんが主役といってもいいぐらいの露出度のため、印象度も高い。
千年の子は、自分のルックスを活かし振り幅大きめに色んなキャラを演じていて、且つそのオーラは"ホンモノ"を漂わせているので今後も楽しみな女優さんの一人だ。
爆笑というほどではないけど、ゆる〜く笑える本作は、前評判とは違い、オススメもしたいぐらいの出来でした。
